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2021年01月05日

ガリンペイロが選ぶ!「2020年今年の顔」



あけましておめでとうございます。
怒涛の2020年が去り、新しい年がやってまいりました。
今年の一発目、記念すべき10枚目の年賀状は、フランキー堺や森繁の映画のポスターをイメージしました。
なぜいま森繁?という問いはスルーして、この記念すべき10枚目の年賀状はなかなか気合い入れて作りました。それぞれの人物設定とか細かく作ってみたり。
ふと「ワタシいま一体何をやっているんだろう……?」という疑問に襲われることもありましたが、無事完成に漕ぎ着きました。
こんなばからしいことに真剣に(10年間も!)付き合ってくれたM女史には感謝してもしきれません。
ほんとうにありがとうございました!


さて、2020年は皆様にとってどんな一年だったでしょうか。
「新型コロナに振り回されて大変な年だったー」と言いたいところですが、過去完了形で言えないのがモヤッとするところですね。
さて、こんな想定外な2020、芸能もスポーツも沈滞を余儀なくされ、パァっと明るいおもしろいニュースに欠く一年でした。
それでも毎年続けている恒例の企画始めますよ〜!

まずは新企画「ペイロのインプレッション2020」!わたしの印象に強く残った人物3人を紹介するコーナーです!



第3位 リナ・サワヤマ


5歳で家族で日本からイギリスに移住、現在ロンドンを拠点に活動しているミュージシャン。YOSHIKIや布袋寅泰が「住んでみた」海外在住なのと違い、「移民」であり「日系イギリス人」であるサワヤマの音楽は、自身のルーツという椎名林檎や宇多田ヒカルの90年代J-POPと00年代のアメリカンポップスが混ざり合い非常にユニークかつ挑戦的!コロナ禍でリリースされたファーストアルバム「SAWAYAMA」はエルトンジョンが2020年のフェイバリットにあげるほど。キャッチーかつ噛めば噛むほど味わい深い干し芋みたいなアルバムです。爬虫類系エイリアンを思わせるアルバムジャケのビジュアルもイカす!

https://youtu.be/TO2c06p6m5w
Rina Sawayama “xs”(激しいギターリフに宇多田ヒカルぽいメロディがのっかるユニークな曲)



第2位 坂口恭平


建築家で作家、シンガーソングライターといろんな顔を持ち、自身の躁鬱病の経験をもとに自家版自殺防止ホットライン「いのっちの電話」を10年間続けるなど、マルチな才能を発揮する恭平アニキ。2020年は5月に始めたパステル画がTwitterで評判を集め、描いた絵をその場でUPしたり、制作風景をツイキャスで配信したりなど、常識にとらわれない活動で人気を集めています。そのマルチタスクぶりは「現代のダヴィンチ」「令和の南方熊楠」などといわれますが、そんな彼の魅力は屈託のなさと途方もない規格外っぷり!
そんなキチガイの恭平くんですが、意外や歌声が素朴で素敵で、熊本の詩人・石牟礼道子の詩に曲をつけて歌う「海底の修羅」は心にズシンときます。






第1位 大坂なおみ


いまや世界のトッププレイヤーの大坂なおみ選手。全米オープンの時にBLM運動の盛り上がりに連動するように、犠牲者の名前の入った黒いマスクを着用したのも記憶に新しいですね。「カツ丼が大好き」だの「抹茶アイスが大好物」だの「素顔は20代の日本の女の子」みたいに消費したがる日本のマスコミを尻目に、アスリートとして、ひとりの発信力のある人間として高みに上ってゆく大坂選手の頼もしさといったら!
先日表紙を飾ったVOGUE誌ではエメット・ティル(1950年代に白人たちにリンチされ殺された黒人少年)の名前の入ったマスクを着けて、この人種差別の問題が何十年も渡り地続きであることを浮き彫りにしました。
そして彼女の活動を目の当たりにした一部の日本人の根深い差別意識をも照らし出し、いろいろな議論が巻き起こったのも、彼女の偉業と思えてなりません。


さて、真面目なのはここまで、ここからが本番です!「ガリンペイロが選ぶ2020年の顔」、ヒアウイゴー!




第3位 瑛人


「ドルチェアンドガッバーナの〜」のフレーズで話題になった若きシンガーソングライターの瑛人さん。
わたし、最初ネットで「瑛人の『香水』って曲がバズってる」と見た時、なんだかタイトルと名前から「ロマンティックでバブル香強めのいけすかない奴が歌ってるんだろうなkatsumi みたいな」と思ってたんですが、PV見てビックリ、童顔のいがぐり頭のアンちゃんじゃないですか。じっさいテレビで歌ってるとこ見ましたが、まるで新春の特番で歌わされてる巨人軍の若い選手みたいでねぇ。
そんな瑛人が歌う「香水」。一聴してみるとまず最初に「夜中にいきなりさ いつ空いてるのかってLINE」
あの不愉快な「ライン!」っつー着信音と共に立ち上がるグリーンのバナーが目に浮かびます。これが令和のリアルなのか……

そして続くBメロの歌詞「でも見てよ クズになった僕を」
「クズ」ですよ「クズ」!なんとヘビーな!
ミスチルの桜井だったら「無様な僕」とか言うんでしょうが、あえて「クズ」!
クズっつったら「家族全員の定額給付金をパチスロで溶かす」「女友達を痩せる薬あるよっつってシャブ漬けにして借金のカタに風呂に沈める」くらいのレベルっすよ!でも彼はどう見ても実家暮らしの元高校球児。なぜ自分をそんなに落とすのか……

そして話題のサビ「きみのドルチェアンドガッバーナのそのこーすいのせいだよー」
このきもちいいんだか悪いんだかわからない絶妙な節回しもそうですが、何よりもドルガバっつーのがイイ!これがランコムやエステローダーじゃこうはいきません!伊勢丹の一階フロアじゃなくてドンキホーテで買った感がこの歌を深いものにしていると思いませんか。
待ち合わせするのも代々木上原のサードウェーブコーヒーの店じゃなく越谷とか高崎のサイゼリア!週末は友だちん家に氷結買ってって宅飲み!車はワゴンRか長期ローン組んだベルファイア!こんなマイルドヤンキー的なイメージが人々の心に響いたのではと思うのです。
そうすると自分をクズと自嘲するのも解せますよね。ダメ自慢ワル自慢はMY(マイルドヤンキー)の真骨頂ですからね。
EXILE率いるLDH界隈が天井打った感がある今、新たなMYの鉱脈は瑛人が掘っていくのかもしれません。


第3位 二階俊博自民党幹事長



自民党幹事長で派閥「志帥派」の首領にして、菅総理誕生の立役者と言われる二階氏。今の自民党の最高権力者とも言われています。鳴り物入りで始まったGO TOトラベルも全国旅行業協会の会長を務める二階氏のゴリ押しで決まったとの噂も。そんなこの世の春を謳歌してるに見える二階氏ですが、最近の彼はいつも3の口をしています。
「3のくち」とはドラえもんのキャラクターに見られる顔のこと。
のび太なんかがつまらない屁理屈なんかを並べる時にこの口になりますよね。


二階氏の場合、年末に国民に向けて大人数での会食の自粛を求めてる中、みのもんたや王貞治なんかとステーキ店で会食していたことが発覚。その言い訳がこれ。

「会食ではない。8人でたまたまその場所で会っただけ」



これのび太でもいわねーよ!

でもこの人どちらかというとのび太というよりもジャイアンですよね。5日の記者会見でオリンピックの開催について聞かれ「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」と仰ったそうですが、これジャイアン空き地でみんな集めて言いそうなやつですよね。震えながら手をあげるスネ夫とのび太が目に浮かびます!
そうすると安倍元首相はスネ夫かな!昨年の「うちで踊ろう」コラボで犬抱えて紅茶飲んでる姿なんてホント骨川みありましたもの。
てことは菅総理がのび太ということですね!(のび太というよりは「魔太郎がくる!」の切人ですがあれはA先生なので)


スネ夫に「GO TOやろうぜ〜」とけしかけてお金(税金)を出させるジャイアン。支持率低下におののいてGO TOを停止させるのび太に「なんで勝手なことしてんだよ!のび太のくせになまいきだ」とキレるジャイアン。
まあてんとう虫コミックスならこれでいいんですが、劇場版長編ばりに危機が訪れているというのにまるで団結する気配のないこの3人!やっぱりドラちゃんがいないとダメね……
しょうがないので大コケしたSTAND BY MEドラえもん2の主題歌の菅田将暉の暑くるしい歌でも聴いて一服しましょう!



第1位 箕輪厚介


「死ぬこと以外かすり傷」をモットーに、幻冬社の見城徹社長に見出され出版界の風雲児として現れた箕輪氏。ホリエモンやイケハヤ、落合陽一など話題の本の編集を多数手がけ時の人に。
若いクリエイター多数たちを育成する「箕輪編集室」なるオンラインサロンを運営するなど、八面六臂の活躍をする箕輪さんですが、女性ライターに対するパワハラ&セクハラが発覚してしまいました。
avexのマックス松浦氏の自伝本を企画しライターの女性に取材執筆を依頼、その制作過程で女性に対して「おうち行きたーい!ぜったい変なことしないから!」だの「キスしたーい!」だのといったクソLINEを送ったり、女性宅に押し入り「触って良いですか?」「キスして良いですか?」と強い立場を利用して迫った疑いがもたれています。その女性が書き上げた10万字の原稿は出版されることも原稿料が払われることもなかったといいます。
挙げ句の果てにTwitterで「トラップ!」と呟いてハニトラ被害を匂わせてみたり(すぐ削除)、オンラインサロンの会員限定のライブ配信でしたたかに酔った挙句相手の女性をキチガイよばわりしたり、「出版人が(オレに)嫉妬してんだよね」「実力が違いすぎんだもん」などと非常に往生際の悪い態度を取り、有料サロンの購読者が退会を申し出るとあわてて謝罪文を出してみたり、「あんた死ぬこと以外かすり傷じゃなかったの?」とツッコミどころ満載な箕輪劇場を繰り広げていました。
この騒動を受けてレギュラー出演していたワイドショーを降板したり、ビジネス系ウェブメディアnewspicks bookの編集長を辞めたりまあまあの傷を負った模様です。


そんな箕輪氏は編集者とはいえ、華やかな交友関係も自慢!

(左から)テキーラ光本、箕輪、オリラジ中田、メモ好き前田裕二、セカイの蜷川美花、キンコン西野、ホリエモン、育ちのいい方じゃないDAIGO

この飲み会なんかもう幻冬社アベンジャーズ!ホリエモンがソーで西野がアイアンマンなかんじでしょうか。だとしたら箕輪さんはガーディアンズのピータークィルかな。そういや自分しか「天才編集者」って呼んでないとこもスターロードそっくり!もちろんサミュエルLジャクソンは見城徹で!
それにしても全然世界救いそうにないアベンジャーズですな。

他にも自民党の元大臣と飲んだ写真を「権力者飲み!権力こそ自由!」などとTwitterに投稿してみたり、「あえて」のポーズなのでしょうが、「こっちの世界に来て革命を起こそう」とか言ってるわりに長いものに巻かれちゃうタイプみたいですね。どっちの世界だよ!っていう。
野性味溢れるお顔に反して中身は紳士で繊細だったらギャップ萌えだったのに……親分の見城さんもそうですが、ビースト顔の人がホントにビーストだったら困りますよ!マンガ「宮本から君に」のでかい人みたいじゃん!
箕輪さん、今年は大人しくお友だちと文字が大きくて内容の薄い本作っててくださいね!



さて、皆さまの2020年の顔はどんな顔ぶれだったでしょうか?こんどそっと教えてくださいね!
  

Posted by ガリンペイロ at 18:52Comments(0)

2019年12月31日

ガリンペイロが選ぶ「2019年今年の顔」

皆さまご無沙汰しております、太平洋の真珠ことガリンペイロでございます。

毎年おなじみのこの季節がやってまいりました!
今年は改元やらラグビーワールドカップや神田沙也加の離婚やらいろいろありましたが、皆さまにとってはどんな年だったでしょうか?
それでは「ガリンペイロがえらぶ2019今年の顔」発車しまーす!!

第3位

小泉進次郎環境大臣




2009年の初当選からめきめきと党内で頭角をあらわし、自民党青年局長などを経て、第四次安倍内閣第二次改造内閣の環境大臣に抜擢された小泉氏。
父譲りのカリスマ性と、地方に合わせた演説を巧みに操るサービス精神とで、ミセスの人気を一気に集めての大抜擢です。
また、滝川クリステルさんとの結婚を総理官邸前で発表し、「なんでそこでやんの?」のガヤの声をよそに国民の祝福を受けたのも記憶に新しいですね。
おくさんももらったし、子どもも生まれるし、最年少大臣だしこれから順風満帆ですね、と思われたものの、いままで国会で1度も質問に立ったことがないことが判明し、「え、まじで…どっちかというと質問の鬼タイプかと思った…」と国民の心に一抹の不安が走りました。
その後、初の大舞台の国連でのセクシー発言だったりとか、COP25において温暖化対策に消極的な国に送られる「化石賞」を日本が受賞したことを受けて「わたしのスピーチの成果」などととんちんかんなことを口走ったりして、「あ、このひとほんとうにばかなのかも…」と皆さん思い始めた模様。とにかく口に出すこと全てが具体策に乏しく、ポエムのようなものばかり…
勢いで押し通す英会話も「カリフォルニアとかの英語学校によくいるリア充のボンボンのそれ」にしか見えなくて…
これでは次期首相の座も遠のいてしまいますよ!滝クリちゃん、なんとか言ってあげて!(ムロツヨシでもいいよ!)



第2位 グレタ・トゥーンベリさん




スウェーデンの若き環境活動家のグレタさん。招かれた国連気候変動サミットでの演説で「ハウデアユー!あんたたちをぜったい許さない…ウラミハラサデオクベキカ…」と怒りのスピーチをしたのも記憶に新しいですね。そんな彼女のすることなすことがある一定の中年男性のカンに触るようで、ドナルドトランプ大統領をはじめいろんなオッサンたちが彼女への非難を口にしました。我が日本でいうと清掃登山家の野口健さん。彼女がCOP25に出席するために電車に乗ったのを「へー電車なんか乗るんだ!馬車じゃないんだね!」などとなんとも大人気ないツイートを投げかけとりました。つかあんたの娘さんエコって名前じゃなかった?同族嫌悪ってやつ?
なんで彼女はこんなにおっさんどもの反感を買うのでしょうか。こういうこと言うのは気が引けるのですがやはり彼女のビジュアルでしょうか?どことなくエイフェックスツイン感があるから?Come to daddyな感じ?



まあなんといっても彼女はまだ16歳、これからの成長が楽しみです。



第1位 氷川きよし



今年の第1位はもちろん、演歌界のプリンス、氷川きよしさん。
ドラゴンボールの主題歌になった「限界突破×サバイバー」のビジュアル系変貌に続いて、始球式の時のショートパンツ姿に度肝を抜かれた人も多いかと思います。




最近ではインスタでウェディングドレス姿も披露し、「きよし、あなたはどこまでトランスフォームするべき…」と皆が興奮と心配を胸に見守っている状態です。まあ、限界突破ですからパズドラのモンスターみたいに超覚醒して欲しいものです。
キヨンセ(覚醒きよしの愛称)のすごいところは「オネエ」「おカマ」「ビジュアル系」という枠をやすやすと超えて「氷川きよし」というジャンルになっているところ。ちょっと系統は違いますが1番近いのはサム・スミスかな?
長年おばさま方の玩具として一所懸命やってきたきよし。ここらで自分を解放しても誰も怒りはしませんよ!そしてそんなきよしに勇気づけられる若者も多いかと思います。
ゆけきよし、民衆を導く自由の女神のごとく!古い価値観とジェンダーバイアスの屍を乗り越えて!

さて、皆さまの選んだ2019年の顔はどんなだったでしょうか?
そっとペイロに伝えに来てくださいね!

それでは時はいよいよ2020年。
皆さま大望の4年に一度の閏年イヤーですよ!
すばらしい年になりますように。  

Posted by ガリンペイロ at 17:20Comments(1)

2019年07月06日

アイドル歌謡とわたし

昨今、海外で日本の80年代のシティポップが人気という話をよく耳にします。
ラッパーのタイラーザクリエイターが山下達郎の「Fragile」を、ヴァンパイアウィークエンドが細野晴臣のレア音源をサンプリングしたりだとか、竹内まりやの「Plastic Love」がyoutubeで2000万回視聴されているとか、サブスクリプションが主流になった現代では、よい音楽は国境を超えて楽しまれているようですね。
また国内でも、サカナクションが新曲「忘れられないの」で80年代前半の歌謡曲の世界を現代によみがえらせたり、わたしたちアラフィフの人間が「ダサい」「恥ずかしい」と封印してきたあの時代の空気が再評価されていることは喜ばしいばかりです。
そこで、アタクシの黒歴史、「アイドル歌謡を追いかけていた少年時代」をちょっと記憶の引き出しの奥から引っ張り出してみようかと思います。キャー恥ずかしい!

わたしのアイドル遍歴は、人並みに聖子明菜おニャン子クラブと続いて行ったりはするのですが、なぜか最初の入り口な「武田久美子」なのでした。マッチの映画「ハイティーンブギ」の相手役やってましたね。なんで好きだったかは忘れましたがファンクラブも入ってました。シングル、アルバム共におこづかいで購入してましたが、そこまで聞き込んだ覚えもなく。興味も失って幾年月、気がついたらホタテの人に…
アイドル歌謡を音楽として聴き始めたのはやはり「薬師丸ひろ子」あたりじゃないかと思います。「来生たかお」「南佳孝」「大瀧詠一」の名前を覚えたのも薬師丸ひろ子だったような。とくに松本隆・南佳孝コンビによる「メインテーマ」の気だる感は中学男子にとって未知のオトナの世界でした。
それからというもの、アイドルの容姿うんぬんよりも楽曲に興味を持ち始め、シングル曲だけでなくアルバムも聴き込むようになります。
それではワタシが愛したアイドル歌謡の中でも選りすぐりの5曲を紹介いたします!

原田知世「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」
https://youtu.be/16_7N0RZ0YI
放映中の日テレのドラマ「あなたの番です」で主人公の妻を演じている知世ちゃん。新婚ホヤホヤながら実は裏に事情を抱えた、スポーツウェアのデザイナーという役柄を、昔と変わらぬ翳りのない透明感で見事に演じておりました。退場の仕方もショッキングでしたが(知世ちゃんの顔にハエが…!)、15歳年下の田中圭に一方的にベタ惚れされる、という設定に無理さを微塵も感じさせないのはさすがです。
そんな原田知世ちゃんがスターダムに登ったのは大林宣彦監督の映画「時をかける少女」。尾道の風景も美しい、青春SF映画の名作です。主題歌は松任谷由実の書き下ろしの同名曲。映画終了後のスタッフロールで、映画の名場面を振り返りながら主題歌を歌う知世ちゃんの姿が未だ脳裏に焼き付いています。
その後主演したミュージカル「あしながおじさん」の主題歌としてリリースされたのがこれまた松任谷由実提供の「ダンデライオン」。ユーミンの歌ってるバージョンも名曲として広く愛されていますが、いちおうこちらがオリジナル(リリースが一ヶ月早い)。知世ちゃんのサビの不安定な高音がたまりません。「ふるさとの両親がよこす手紙のような ぎこちないぬくもりほど泣きたくなる」の歌詞に、長崎から単身上京してきた知世ちゃん本人を重ねたりして。ユーミンの楽曲と知世ちゃんの相性はよく、「ずっとそばに」も隠れた名曲です。

安田成美「蝶をちぎった少女」
https://sp.nicovideo.jp/watch/nm12613080
言わずと知れた1984年公開の宮崎駿監督の大ヒット作「風の谷のナウシカ」。その映画のイメージガールとして、徳間書店の大々的なプッシュで歌手デビューした安田成美さん。しかし宮さんが気に入らなかったのか楽曲が映画のエンディングで使われないわ、ザ・ベストテンのスポットライトで歌を披露するも極度の緊張で音程を外しまくり伝説として語り継がれたり、なんだか散々だった成美さん。
でも音楽家の皆さんに愛されたようで、デビュー曲は松本隆細野晴臣コンビだし、ファーストアルバムのプロデュースは高橋幸宏!このアルバム、捨て曲なしの名盤だと思うのですが、特に「蝶をちぎった少女」はまるで鱗粉のようなキラキラしたサウンドとフラットなボーカルが美しく溶け合うテクノポップの佳曲です。またいちばん脂が乗ってた頃の売野雅勇の歌詞がまたいいんですよ!このアルバムでは「水のナイフ」(YMO好きならニヤリとするタイトル)もオススメ。再評価されてほしいなあ。

斉藤由貴「土曜日のタマネギ」



今や「魔性のオバサン」の称号をほしいままにしている斉藤由貴サンですが、デビュー当時は「青春という名のラーメン」のCMや「スケバン刑事」で披露したセーラー服の清楚なイメージだったんですよ!デビュー曲の「卒業」は松本隆・筒美京平による超名曲ですが、6枚目のシングル「土曜日のタマネギ」はコーラスと指パッチンのみのドゥーアップスタイルで、彼のためにポトフ作ったけど振られちゃったの、アタシ今夜いらないオンナになりました、と由貴サンが表情豊かに歌います。曲の雰囲気は山下達郎ミーツ荒井由実のチャイニーズスープ、みたいな様相。ちなみにB面は「ごめんね今まで黙っててほんとは彼がいたことを〜」という驚愕のカムアウトから始まる「AXIA〜かなしいことり」。すでに魔性の萌芽がここに…

南野陽子「風のマドリガル」



アイドル冬の時代に突入した80年代中盤に、CBSソニーが力を入れて売り出したのが南野陽子。デビュー曲「恥ずかしすぎて」以降は主演した「スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説(今見るとすごい破壊力のタイトル)」の主題歌だったからか、シリアスな暗い曲が続きました。中でも「風のマドリガル」は「さらばシベリア鉄道」を意識したと思われる、大陸を感じさせる壮大な曲です。単なる猿真似に終わらないのは、湯川れい子先生によるリリカルな歌詞と井上大輔のメロディー、萩田光雄の緻密なアレンジがすばらしいアンサンブルを奏でているから。ナンノの無表情な歌唱も悪くない。
また、少女趣味全開のアルバムも良作ばかりで、サードアルバム「ブルーム」収録の「シンデレラ城への長い道のり」という曲は、営団地下鉄東西線浦安駅からあえてシャトルバスに乗らずディズニーランドを目指して歩き出したものの思いのほか遠くて険悪な雰囲気になっちゃうカップルを描いた、今の若者には想像できないようなシチュエーションに80年代を感じます。

森高千里「NEW SEASON」


江口洋介夫人にして奇跡の50代と言われる森高千里。南沙織のカバー「17歳」や「渡良瀬橋」のヒットが有名ですが、デビュー当時はもうちょっとマニッシュなイメージでした。デビュー曲「NEW SEASON」では失恋と新たな旅立ちを切ないメロディーに乗って歌っています。「ファーストフードで朝食済まし」「テイクアウトの昨日飲み干し」といったフレーズが当時斬新でした(作詞はその後SPEEDをプロデュースする伊秩弘将)。この曲好きすぎてよく書店のバイト中に有線にリクエストの電話したなあ…ドラムを叩くモリタカの姿もカッコよかった!

さて、こうやって好きな曲並べてみると、いわゆる歌のウマイ人がいないことにびっくりしますね。それでも楽曲として完成度が高いのは、当時のプロデュースの綿密さだったり、演奏やアレンジの力だと思うのです。
奥深いアイドル歌謡の世界、皆さんも訪れてみてはいかがでしょう。
ちなみに上にあげたアーティストの楽曲は全てAppleMusicで聞くことが出来ますよ!サブスク万歳!  

Posted by ガリンペイロ at 04:28Comments(0)

2019年04月26日

ガリンペイロが選ぶ「平成31年の今年の顔」

怒涛の大型連休もスタートを切り、宮古島界隈も賑やかになってきました。
そして、5月1日からは新しい元号が始まるらしいですね!
平成31年もう終わりじゃん!
つーことで恒例のアレをやらなきゃいかんでしょう!

ガリンペイロが選ぶ「平成31年の顔」!!
ヒアウィーゴー!


第3位

ビリーアイリッシュ


平成31年といいながらいきなりのガイジンさんがランクイン!
17歳にして、世界中のティーンのハートを鷲掴みにしているダークポップの新人王!
おうちのスピーカーに不具合が?と思うほどにひずみまくる重低音にカヒミカリィばりのウィスパーボイスで暗いリリックを囁きます。
曲名も「ともだちを埋めよ」(Bury a friend)とか「アンタがホモだったらよかったのに」(Wish you were gay)とかナナメ上行きまくり!
PVも顔嬲られたり鼻血出したり…
それにしても鼻血の似合う女性シンガーだわ!(クラムボンの原田郁子以来の)
先日アメリカで行われた野外フェス「コーチェラ」でも、初出場ながらなかなかの存在感!ぶかぶかの白いパーカ着てピョンピョン飛び跳ねてました。
そんなでも50がらみの中年のおじさんにも刺さっちゃう魅力があるのよねー!
https://youtu.be/DyDfgMOUjCI
昔Coccoとかビョークとか好きだった人は試してみてください!



第2位 kemio


「あげみざわ」「泣いたー」を世のJKに流行らせた、身長192センチの自称ギャルのケミオ君。YouTubeチャンネル登録者数は130万人!
そこらへんのいわゆるユーチューバーと一線を画す、リズムのあるマシンガントークとユニークな言葉のセンス、そこに愛にあふれたポジティビティが加わったケミオワールドにおじさん首ったけです。
最近上梓した本のタイトルは「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」!
長身を活かしたモデル業も好調なようで、独自のファッションセンスも見どころです!
フランクオーシャンもフォローしているという、Instagramも必見です!



第1位 石野卓球


異論なしで平成31年のMVPは石野卓球!
twitterを舞台に繰り広げられた、時には熱く時には(つかだいたい)ナンセンスな卓球劇場に釘付けでした!
自らエゴサーチして頭の悪いアンチをサーチアンドデストロイするそのさまはスペツナズ(ロシアの特殊部隊)もびっくり!
匿名の安全地帯から攻撃する連中をクランケ(患者)と呼び、「おまえの物差しはおまえ自身に使えよ」と真っ当な言葉を鋭い矛先に込め、短文を繋げてゆくそのスタイルはまさにDJ!
「ともだちとは何があってもともだちである」という至極ふつうなことを突き通すことが今のニッポンではいかに大変なことか。
だから1カ月ぶりに会ったという満面の笑みの卓球と瀧の2ショットにつけられた「電気グルーヴ」という一言に涙してしまうわけです。
この一連の卓球の行動から学ぶことは、いつもいかなる時もブレないということ。
人に迷惑をかけず「私常識」で生きる!
令和のガリンペイロもブレずにグルーヴしてきたいと思います!



  

Posted by ガリンペイロ at 23:32Comments(0)

2019年03月23日

ガリンペイロのネトフリ地獄(インフェルノ)

なろう なろう 明日なろう!
明日はひのきの木になろう!



これは井上靖の「あすなろ物語」の一節ですが、藤子不二雄A先生の「まんが道」の最終回のコマで覚えてる方も多いかと思います。
そして先週からわたくしの頭の中を執拗にループし続けている曲の一節でもあります。
電気グルーヴの名盤「A(エース)」に収録されている「あすなろサンシャイン」。

ピエール瀧の逮捕の後、電気グルーヴのすべての楽曲が音楽のサブスクリプションサービス(Apple MusicやSpotifyなど)から姿を消してしまいました。いわゆる「コンプライアンスに配慮うんぬん」てやつです。
あーくだらない。音楽になんの罪があるというのか。なんなら瀧は曲作ってないから!
「古今東西の数万曲を網羅」していると思ってたサブスクだけど、なんかあったらレコード会社の意向で一晩でなかったことにされる、つまり聴く方としては何も所有してないに等しかったという。
何という管理社会!ジョージオーウェルの1984か!(読んでないけど)

そういえばどこかの芸人が「薬物やって作った作品はドーピングだからダメ」て言ってたけど、勝敗や記録に関わるスポーツと、個人の体験として作用する芸術を同じ土俵で考えるのって浅すぎやしませんかと。自身が酒飲みながら収録したりすることを問われたら「酒は合法ですから!」てよ。つまんねー。
ワタシはドラッグやって作った作品だろうがシラフで作ってようが、心を動かしてくれるモノならなんでも受け入れます!電グル万歳!その前に瀧曲作ってないから!(あんまし歌ってもいない)
この件で得た唯一有益な情報は、「あすなろサンシャインの歌入れにあたって瀧はボイストレーニングを受けていた」
そう思って聴くと感慨もひとしお!聴けないけどね!

さて、そんないいことばかりでもない聴き放題見放題サービスの世界ですが、こちらはいい話題。
映画配信サービス、Netflix制作の映画「ローマ」がアカデミー賞3部門を受賞というニュース!
ネット配信の映画がオスカーを獲るという快挙!

そんなで今回はガリンペイロがオススメするNetflixの作品を紹介したいと思います!

題して「ガリンペイロのネトフリ地獄(インフェルノ)!」
ヒアウイゴー!

まずは先ほども紹介した「ROMAローマ」から!


「ゼログラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督(三大「声に出して言いたいラテン系映画監督」のひとり。残る二人はアレハンドロ・ホドロフスキーとギレルモ・デル・トロ)が自身の体験をもとに作った、70年代のメキシコシティを舞台にした映画です。
主人公の混血の若いお手伝いさんの日常が、時代の荒波に揉まれ変化してゆくさまが丁寧に綴られてゆきます。時代背景の説明がほぼなく、カメラも左右に移動するのみなので非常に地味な印象ですが、当時の街の作り込み具合や演者の抑制のきいた演技のおかげで作品世界にどっぷり入り込めます。
それにしてもあのクライマックスの地味な緊迫感といったら!
オスカーも納得のいい作品でした。
好事家のかたにはクズ男フェルミンのボカシなし棒術のお楽しみもありますよ!


続いて映画好きのお客さんに勧められた一作「ロシアンドール 謎のタイムループ」


ニューヨークに住むSEの女が36歳の誕生パーティの日を何度も繰り返す、「恋はデジャブ」「オールユーニードイズキル」「うる星やつらビューティフルドリーマー」系のお話です。
何度死んでも同じところに戻ってくる、というわりと手垢にまみれた話なんですが、これがまた面白いんです。
主人公はおクスリだいすきのパリピなんですが、タイムループの原因をまずドラッグの作用だと疑って売人のとこクレーム入れに行くとか、自分で精神科医に相談に行って入院しようと救急車に乗るも途中で気が変わって逃げだそうとしたり(で事故って死ぬ)、バカなんだか賢いんだかわからない主人公が魅力的!
また使われてる楽曲いちいちいいんですよ。
死んで戻ってくるたびに流れるのがハリーニルソンの「Gotta get up」!
最初軽いコメディだと思っていたらわりと重いテーマがあったりして、最後までもたつかずに楽しめます。1話30分×8話で気軽に観られますよ。

続いてはホラー。「ホーンティング オブ ヒルハウス」


シャーリージャクソンの古典ホラー小説「山荘奇譚」を大胆にアレンジした幽霊屋敷モノです。一家7人が夏休みを過ごした丘の上の屋敷で起きた怪異と、その数十年後大人に成長した兄弟姉妹を襲う霊現象を交互に描いた作品です。
残酷描写はほとんどないものの、兄弟たちの丁寧な性格描写と控えめな演出がじわじわと恐がらせてくれますよ。
特に三女にまつわる「首折れ女」(名前だけでコワイ)のエピソードには震えましたね。
第6話の30分に渡る超絶長回しのシーンとか、演出も冴えてます!
この作品の末っ子次男が大人になったらジャンキーになって問題ばっか起こしてるのですが、前述の「ロシアンドール」の主人公は自他共に認める「界隈でいちばんのおクスリ好き」だというのに普通に生活してますねー。
20代からコカインやってふつうに活躍してたピエール瀧を思い出しました。容疑者ーー!!
というわけでまた瀧に戻ったところできょうはこのくらいで。

  

Posted by ガリンペイロ at 01:37Comments(0)

2019年01月09日

ガリンペイロが選ぶ!2018年の顔

新年あけましておめでとうございます。
年末恒例の「今年の顔」も、遅れ遅れで年またぎになってしまい、ついに昨年は1度もブログ更新がなされませんでした。
お詫びするとともに、今年はもう少しまとまった文章を書こうと決意したいと思います。

平成最後の年の瀬、間違いなくこの年を席巻したDA PUMPの「USA」がレコード大賞を逃したのを聞いて、ああ、もうその役目を終えて久しいと言われているレコ大ではあるけれども、もはや人々の持つ共通の空気にさえ鈍感で、そこを汲む姿勢さえ見せないんだなあと感慨深い思いがありました。
せっかく老若男女がイイねダンス覚えて、近年にないヒットした感があった曲だというのに。つか乃木坂には悪いけれども「シンクロニシティ」とか知らないし。シンクロ二シティっつたらポリスだろ!
まあレコ大がレコ大らしかったのは「淋しい熱帯魚」辺りまででしょうか。


さて、それではいよいよ2018年の顔の発表です!



第3位 落合陽一




メディアアーティストであり、筑波大学の学長補佐である落合陽一クン。内閣府の委員もやっておられます。NEWS ZERO(宮古ではやってませんが)にゲタ履きで現れて話題をさらったのも記憶に新しいですね。
「日本人がスーツ着てなきゃいけないてのおかしんじゃね?」という問題提起みたいなこと言ってますが、ワタシは知ってますよ!
イケメンというには微妙、だからといって顔面のインパクトもなく、スーツなんて着た日にはそこらへんにいる気の弱い営業マンにしか見えませんからね。
クロックスとかキーンのサンダルじゃなくて下駄というところもナイス!バンカラ気取ってたオジサンたちへの目配せも忘れません。
なにせ彼は「元祖にして永遠の中2病」である落合信彦氏のご子息であられますからね。
政府の中枢からSAPIOまで網羅したメディアアーティストですよ!
ご発言がカタカナばかりでよくわからんとかいってる場合じゃないですよ!
年末年始も古市憲寿氏との対談で炎上してましたね。
「終末医療と安楽死をコストの面で語る」という、誰が見ても炎上やむなしな案件を「オレたち二人が語んなくてどーすんの」ばりにノリノリの若き論客の姿がまぶしい!
それにしてもこの2人って、勉強も運動も割とできるけどユーモアのセンスが致命的にないばっかりに静かに浮いちゃってる、そんな高校時代のクラスメイトを思い起こさせます。
本年もそんな落合クンから眼が離せません!


第2位 杉田水脈




水脈、とかいて「ミオ」と読む、51歳にして(アベぴょん曰く)若手議員の杉田女史。ここでは親しみを込めて姐さんと呼ばせていただきます。
維新政治塾出身で2017年の比例中国ブロックで自民党から出馬して当選した、現役衆議院議員であります。
彼女が新潮45という雑誌に寄稿した文の中で「LGBTには生産性がないのです」とやっちゃったもんだからあらま大変。
野党与党を巻き込んで、上を下への大騒ぎにハッテンしたのでした。

LGBTに喧嘩売っておいて本人のお顔がなんだか「女装顔」というのもナイス!
2015年に(ウヨ御用達の)ネット番組チャンネル桜に出演した際に「LGBTの自殺率はふつうの人の6倍なんですよね〜」とニヤニヤしながら話す姿は、101匹わんちゃんの悪役クルエラを思わせるような非情さを漂わせてましたね!AーGIRLS(あべちゃん親衛隊)の他の女史たち(メガネの朋ちんとかミス東大のさつきちゃん)にはない残虐さに、新たなヴィランの登場を予感させました。
しかし、残念なのは姐さん、騒動以来発言の機会がないこと。
ここは新年の平沢勝栄センセイ『LGBTばかりになったらこの国つぶれちゃうよ!』の上をいく、当事者の神経を逆撫でする発言を期待したいところです。
ガンバレねえさん!


第1位 前澤友作




ご存知、インターネットのファッション市場ゾゾタウンの経営者、前澤サンです。
私が初めて彼を知ったのが、ゾゾタウンで商品を買った四国の女子高生がツイッターでぼやいたところそれを目ざとく見つけて「お前みたいなやつは二度と注文してくんな」と文句を言った、いわゆる「ZOZO社長女子高生にマジギレ事件」でした。ベンチャー起業のトップがしこしこエゴサしてんだなあご苦労さまだなあと思ってたらあれよあれよと急成長、気づいたら一兆円企業に!
てか私、いまだかつてゾゾタウンのホームページさえ開いたことがなく、なんでかいったら「ゾゾタウン」とゆう響きがどうしてもファッションから一番遠い気がしちゃうとか、あのラルフローレンもどきの紺色の箱が気に食わないとか、「スタートトゥデイ」つー社名がダサすぎるとか、「バスキア、剛力、月旅行」なんちゅー俗物丸出しなかんじが気に入らないとか、だったら恋人が辛酸なめ子でフランシスベーコンの絵を買い漁ってたら好きになれたのかなとか、そんな複雑な思いにより「ZOZOなき世界」に生きている私であります。

それでも前澤社長から目が離せない私。
それはあのドジョウヒゲを蓄えたエテ公みたいなお顔のせいでしょうか。

そこで私、つぎの実写版ルパン三世には前澤サンを推したい!
あの名作カリオストロの城をぜひ!

もちろんクラリス役は剛力ちゃんで!
王女って感じではないけれど大丈夫、ミスキャストにはみんな慣れてるから!

銭形のとっつあんには(この人も炎上名人)田端信太郎ZOZOコミニケーションデザイン室長を!

ヤバくキマッた眼で「ルパ〜ン!過労死は自己責任じゃ〜」てパトカーから体乗り出して追いかけてきてほしいです。

カリオストロ伯爵には前澤社長の月旅行を主催しているスペースX社のCEOイーロンマスク氏!
タイの洞窟遭難の救出活動をしたダイバーを小児愛者よばわりするなどゲスでお騒がせな性格が伯爵にぴったり!



義賊の末裔であるルパンですから、民衆に施しをしなくちゃ!偽札を100枚ずつ束ねて100人に配りましょう!リツイートしてね!
車はフィアットじゃなくてやっぱりエルメス仕様のブガッティで!
脱出用の70億の自家用ジェットもお忘れなく。

あ、不二子ちゃんは紗栄子でいいんじゃないかな!



さて、2019年はどんな顔が登場するのでしょうか?
そしてはたしてブログの更新はあるのでしょうか?
今年もガリンペイロから目が離せない!








  

Posted by ガリンペイロ at 05:24Comments(1)

2017年12月22日

ガリンペイロが選ぶ!2017年の顔

さて、1年間放置していたこのブログが日の目を見る時期がやってきました、「ガリンペイロが選ぶ2017年の顔」の時間でございます!
今年も各界いろいろなことがありましたね、その中でガリンペイロが注目する顔オブザイヤーはこの3人です!


第3位 近藤真彦


昨年末のSMAP解散から9ヶ月、ネットを舞台にした新たな挑戦を踏み出した元SMAPの3人ですが、ジャニーズ事務所トップのこの人も負けていません!マッチさん!
そちらが「新しい地図」ならこちらは「古い地図」で勝負!ゴリ押しでFNS歌謡祭のトリ前に登場!世の中は「ギンギラギン1曲ぐらいだったら許したげても」くらいの気持ちだと思うのですが、なんと3曲、それも新曲なんか歌っちゃったり(初めてジャニーさんにタイトルつけてもらったらしいよ)…
先日放送された昼ドラマ「トットちゃん!」も凄かったですね。黒柳徹子の半生を描くこのドラマ、いろいろな実在の人物も出てくる中、なんと森繁久彌役にマッチさんをキャスティング!「徹子の部屋」の第1回に森繁がゲストで出てくるシーンがあるのですが、徹子にせがまれて「知床旅情」を唄い出す森繁マッチ…(ギター演者したがえて)「しーれーとーこーのー」…これはまるで往年の新春かくし芸大会!(そういやかくし芸でマッチが「ダイハード中」という全くワラエナイパロディドラマやってたなぁ…)
ああ、この人はあの金屏風事件(知らない人はググってね)から何も変わっていないのだなあ…それに比べてドン底から這い上がり地道にやってきたトシちゃんのかっこよさよ…
ちなみにペイロのマッチのフェイバリットは「横浜チーク」です!


第2位 はあちゅう


一般には馴染みはないかもしれませんが、ネット界では有名人なはあちゅうさん。慶應大学→電通→トレンダーズという華麗な経歴に加え、(ライターとしてはそれなりの)美貌の持ち主ということで、女性ブロガーの第一人者といえますが、彼女の持ち味その炎上体質にあります。過去には自身の肩書きをライターではなく作家だと主張して、方々を巻き込んで大論争になったことがありました。
そして今回、ハリウッドのセクハラ告発の波に乗り、過去の電通時代に受けた上司からのセクハラを公表したのでありますが…「上司から深夜呼びつけられた」「紹介できる女友達のリストを作らされた」「性的な暴言を吐かれた」等、直接な性暴力はなかったものの、立場を利用したセクハラ&パワハラのクズっぷりを勇気を出して告発した彼女は、ネット上で沢山の賛同と応援を得ることとなります。
しかーし!過去に彼女がツイッターやブログで展開していた「童貞は救いようのない病気」「童貞はだいたいダイエットコークか午後ティー飲んでる」といったいわゆる「童貞イジり」に対して、「オメーもセクハラしてんじゃん!」とのツッコミが!それに対して開き直りや上から目線の謝罪(童貞好きすぎてつい…みたいな)を繰り返しこれまた大炎上。日本での#MeTooムーブメントの先陣を切ったはずが、あらぬ方向に…

もちろんセクハラの告発についてはすごく勇気がいることで、広告代理店の闇を暴く意味のある事だと思うのですが、このアメリカ発のムーブメントと自身の著作の発売を合わせるタイミングとかね…さすがは元電通!変な方向行っちゃったけどね!
この騒動、まだまだ延焼しそうなので見守っていきたいと思います。


第1位 ケビン・スペイシー


少し前まで「ケビン」といえば、ケビン・コスナーか「フットルース」のケビン・ベーコン、そうじゃなかったら「ホームアローン」のケビン少年だったのですが、今年の旬のケビンといえばやっぱりケビン・スペイシー!
先述したハリウッドのセクハラ騒動で発覚した、アカデミー賞俳優のセクハラは世界に衝撃を与えました。ケビン・スペイシーといえば、古くはみんなが騙された「ユージョアルサスペクツ」のカイザーソゼ、「アメリカンビューティ」のダメオヤジに「セブン」の連続殺人鬼、最近だとテレビドラマ「ハウスオブカード 野望の階段」の大統領に「ベイビードライバー」の悪の親玉など名優の名を欲しいままにしている俳優です。そんな彼がセクハラで訴えられるとは!
また最初のセクハラの被害者が当時14歳だったというのが騒動に拍車がかかりまして、その後続々と「スペイシーに股間触られた!」という人が現れ、果てにはノルウェー王女の元夫まで!ケビン、アンタ大胆すぎるよ!
この疑惑によってスペイシーは国際エミー賞功労賞を剥奪されたり、撮了していた映画を下されたり、自身が主役だった「ハウスオブカード」の最終シーズンを降板させられたり。このドラマの降板だけで7億円を失うとも言われています。つかこの人の失った名声はそれこそプライスレス!
いままでホモセクハラったら角川春樹氏の長男の太郎ちゃんの「ハグしてー」の独壇場だったんですが、ここに来ての大物登場にLGBT界にも激震が走りました。IKKOさんも思わず「相手も興奮しちゃったら犯罪じゃないのヨ」なんて暴論を吐いてみたり。どんだけだよ!
とにかくカミングアウトとセクハラ&ペドフェリア(幼児性愛)を一緒にすんなとLGBT界からも総スカンをくらったスペイシー氏。ケビン君孤立無援のホーモアローン状態!
このハリウッドのセクハラ騒動はダスティン・ホフマンやディズニー/ピクサーの大御所ジョン・ラセター(このひともハグ魔らしいよ)にまで及んでおり、まだまだ収束の兆しはありません。つかセクハラダメ!絶対!

さて、こんな感じでお送りしました、ガリンペイロが選ぶ今年の顔、いかがでしたでしょうか。
ガリンペイロは年末31日大晦日までフルスロットル、ガス欠になるまでがんばります!愛の給油お待ちしております!





  

Posted by ガリンペイロ at 01:27Comments(1)

2016年12月29日

ガリンペイロが選ぶ2016年「今年の顔」

先日仕事に行く途中、久松中前をアクセルを駆使してミッキーマウスマーチを演奏してるバイクの集団に出くわしまして。ちょっとほっこりしたんですが、彼らが頭ん中で映画「フルメタルジャケット」のエンディングを脳内再生してたらやだなあ、と思った師走の寒空の下、お元気ですか。ガリンペイロです。

さて、もはや非更新の言い訳すら出てきませんが、年末恒例の「今年の顔」だけでもやらんと!
ブレクジットやトランプ旋風など世界中に激震が走った2016年を代表する顔はこの顔だよ!(相原勇調で)

第3位 川上量生





ニコニコ動画を運営するドワンゴの会長にしてカドカワの社長であるIT界の大物。彼はスタジオジブリのプロデューサー見習いでもあるのですが、先日NHKで放送されたドキュメンタリー「終わらない人・宮崎駿」の中で、宮崎駿監督の前で「AIで痛感を持たない人間の動きをプログラムしてみました!キモいっしょ!おもしろいっしょ!」とドヤ顔でプレゼンしたところ、それがパヤオ先生の逆鱗にふれ「非常に不愉快」「極めて生命に対する侮辱を感じます」などどガッツリ叱られてしまったのでした。そのときのうすら笑いを浮かべてたのがだんだん絶望してゆくカワンゴ(川上氏のあだ名)の表情がねぇ…ちょっと正視できないというか…昔の自分見てるみたいでねぇ…またそのあと本人のはてなダイアリーのエントリーがまた良いんですよ!「(NHKのディレクターから)放送したいって言われたからやだったけどそりゃテレビ的に使いたいだろうからしぶしぶOKした」「炎上するのはしょうがないけどデブと言われるのは傷ついた」「早速糖質制限ダイエット始めたけどついシュークリーム半分だけ食べちゃった」…カワンゴ…きみはおれとおんなじ仲間だよ!(年収は3桁違うけどね!)



第2位 飛鳥涼




2014年の逮捕以来おとなしくしていたと思ったら、ここにきて捜査官に踏み込まれて尿検査をお茶にすり替えてみたり、ベンツのエンブレムをマスコミに壊されてみたり、「なぞの組織ギフハブ」といった不思議ワードで楽しませてくれたりとだいぶん世間を賑やかせてるASKAさん。とどめはクリスマスイブにYouTubeにて発表した新曲「FUKUOKA」。東京を追い出されたASKA受け入れてくれた故郷・福岡に捧げた美しいバラードは、公開2日でなんと70万回再生され、ブランクを感じさせない歌声に粘着度を増した節回しにファンは狂喜しました。個人的にはサビの「ぼくのぉ〜ニューシネマパラダイス〜」(へんな歌詞)のパラダイスの部分、宇多田ヒカルのデビュー曲を彷彿とさせる「ペァラディャイス」な発音が気になりました!とにかく2017年もASKAさんから目が離せません!


第1位 蓮舫民進党代表




今年は参院選や都知事選があって政界も慌ただしかったですね!マドンナ議員(死語)の活躍もめざましかったです。「アニー」「日本氏ね」の山尾志桜里議員や、極右の思想と極北のファッションセンスをお持ちの稲田朋美防衛大臣、そしてなんといっても政界のジャンヌダルク改めリボンの騎士こと小池百合子東京都知事!オリンピックの閉会式で彼女の着物がずぶ濡れになるのを「これクリーニングいくらかかるんだろう…」と心配したのも記憶に新しいですね!しかしそんなアマゾネスたちを退けて今年の顔第一位に輝いたのは、蓮舫さん!参院選の東京選挙区でのトップ当選の勢いで代表選に臨んだものの、二重国籍疑惑(とゆうよりその対応)で一気に人気は急落。なんとか民進党代表になったものの、カノジョのやる気は空回りするばかり…とどめは初の党首討論の際の「ソーリのその答えない力、ごまかす力、逃げる力、まさに神ってます!(ドヤ)」!本人は流行語大賞引用してバッチリ決めたつもりでしょうが、アンタ!スベってるよ!Mステのピコ太郎くらいスベってるよ!ああ蓮舫…!人気回復のために金スマ出てみれば、「ダンナの地位はペット以下」と自らのたまってモラハラ&DVを指摘され、自民党への口撃はすべてブーメランで返ってくる…まさに神ってます!


さて、あなたが選ぶ「2016年の顔」はどんな顔でしょうか。そっと教えてくださいね!ガリンペイロは大晦日31日まで、新年は2日から開いてますよ!
ではみなさん、よいお正月を!




















  

Posted by ガリンペイロ at 20:52Comments(1)

2016年05月14日

NHKでガリンペイロが特集されました!



先日放送されたNHKスペシャル「大アマゾン ガリンペイロ 黄金を求める男たち」はご覧になりましたか?
知られざるガリンペイロたちの生きざまを垣間見れた、貴重な番組でした!
(多分)日本一思い入れを持って観てたワタシ。
観終わって「うわー、スゲぇ名前つけちまったな…」と思いましたよ!
だって本気でイっちゃってカメラに絡む人殺しのオジサンとか、「バカにしやがって!」って激昂して銃に弾を詰め始めるダメおじさんとか、酔っぱらってイイかんじになって掘っ建て小屋に消える男女とか(ほぼ盗撮)、ヘンな動物の解体シーンとか(臓物を鳥がついばむシーンあり)、NHKスペシャルというよりはヤコペッティの「世界残酷物語」でしたね!これを日曜の午後9時に放送するNHK!グッジョブ!お茶の間凍りつくよ!
また「オチ」も「教訓」も「イイ話」もないという、なかなかハードボイルドな仕様!
いやー、ホンモンのガリンペイロに負けないようこの極東のガリンペイロもクレイジーでアグレッシブでいこうと誓いましたよ!

さて今夜も煩悩の泥にまみれて掘り続けますぜ!
前科・経歴は問いません!南の島の鉱山でお待ちしています!



  

Posted by ガリンペイロ at 12:29Comments(0)

2015年12月16日

発表!2015年今年の「顔」

えー、たいへんご無沙汰しております、ガリンペイロでございます!
これも不義理もひとえに大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率の悪さに日を追うごとにオーラをなくしてゆく井上真央さんが見てられなくて…幕末のF4じゃ弱すぎたよ…
と書いておきながら「花燃ゆ」は2回くらいしか見てないんですが、同時期の日本を舞台にしていて好調なのが朝ドラ「あさが来た」。
ストーリーが面白いのはもちろんですが、それぞれに向けた萌え要素を用意してあるのがニクいですね!
まずは正統派の儚さ可愛らしさをふりまく宮崎あおい様!萬田久子に土蔵に閉じ込められるシーンは白眉でしたね!
一方女中ふゆ役の清原果那クンはまだ若いながらも心揺れうごく女子を好演しています。亀助の心を弄びながら旦那さまと…ふゆ…怖い子…
また、炭鉱の親分の奥さんの富田靖子のボーントゥビー不幸な顔つきにやられちゃうさびしんぼう世代もおられることでしょう。
また男性陣はというと、飄々とした玉木宏はもちろんですが、興奮するとなぜか英語をしゃべりだすディーンフジオカ、白蛇系ツンデレ男子柄本佑、枯れ専の方には近藤正臣さんや升毅さんなど、枚挙にいとまがありません。
ちなみにわたしは山内圭哉演じる雁助と友近演じるうめのオトナの距離感が気になりますね。ふたりで木の実ナナ&五木ひろしの「居酒屋」とか歌ってほしいです。


さて、年の瀬も押し迫ったところで恒例の今年の顔ランキング行ってみましょう!
今年は残念ながら日本人が不作でした。
世間を席巻したシールズの坊ちゃん方もインパクトとしては弱すぎますね。
芸能界も然り。唯一気になったのは、「ブレイクしそうでしない男」永野でしょうか。「パクリ越え」というネタは一見の価値あり!

それではランキング、いきまーす!

第3位 マイリーサイラス



ディズニーチャンネルのドラマ「シークレットアイドル ハンナモンタナ」で一躍ティーンアイドルになったマイリー。
曇りのない笑顔と明るい性格、そしてハスキーボイスを武器に、ドラマのサントラはビルボード1位、映画化されたハンナモンタナザムービーは全米興行収入1位と、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
しかし、ディズニーチャンネルを卒業すると、一気にゴシップ女優の道を進み始めるのです。
往年のシェールもビックリのすけすけドレスで授賞式に出てみたり、PVでは全裸で鉄球にまたがり、写真集では自分の腋毛を舐めてみたり…
はてはにせのちんこを装着してライブで熱唱、ファンからもドン引きされる事態に…
最近では「わたしはパンセクシュアル(全性愛)」とカムアウトして、LGBTの支援にも積極的なようです。(その支援の一環でオークションにかけられたグランドピアノの脚舐めてた)
お騒がせ女優、マイリーから来年も目が離せません!


第2位 チャーリーシーン



有名なハリウッド俳優のチャーリーシーン。父親はマーティンシーン(地獄の黙示録のカーツ大佐じゃない方の人)、兄はエミリオエステベス(ミッションインポッシブルで出番すぐに死んじゃう人)。
本人は「プラトーン」「ウォール街」などオリバーストーン監督作品で活躍しましたが、「あ、ランボーのカッコする人ねー」と「ホットショット」のイメージが強い、ある意味かわいそうな俳優さんです。他にも話題と言ったらアルコール依存性で入院したり、元妻へのDVだったり、ポルノ女優との交遊だったり、スキャンダルな報道が目立ちましたね。
その極め付けが今回の「チャーリーシーンHIVに感染」でしょう。関係した女性に脅迫されて数億円払っただの、隣の女の子からポルノ女優まで関係を持った女性は5000人だの、いろんなエピソードが入ってきています。
HIVに感染してしまったのは不幸なことですが、それを隠して行為に及んだこともあるというからオドロキです。
とにかくこの騒動に関わる人々の健康を水の星より愛をこめてお祈りいたします。

第1位 ドナルドトランプ




アメリカの不動産王にして共和党大統領候補、ドナルドトランプ。
下品で過激な暴言に支持率が急上昇だとか。
まあ、「イスラム教徒は入国制限を」と言って人気が出てしまうんですから、アメリカの世も末ですね。
この人の下劣なエピソードも枚挙にいとまがないのですが、ここで注目したいのは彼の名前!
「ドナルド」「トランプ」なんだかまぬけというか、緊張感が乏しいというか…
もしこの人の名前が「サミュエル・L・ラガフィールド」とかだったらどうでしょう、バリバリのタカ派感が出て少しはアメリカ国民も警戒するのでは?
「ドナルドトランプ」とゆう、道化師みたいな名前のせいで「いいじゃんトランプで!」と思われているのではないでしょうか。
ちなみに「トランプ」というのは本来切り札という意味があるそうで。
来年の大統領選挙でもジョーカーとして活躍するのでしょうか。
でも気をつけて!トランプの「大富豪」では最後にジョーカーではあがれないんですよ!


さて、来週はクリスマス、再来週はいよいよ大晦日です!
ガリンペイロは身体の限りノンストップでがんばりますのでどうかよろしく!



  

Posted by ガリンペイロ at 20:44Comments(0)

2015年09月11日

魔物に魅せられて

9月に入りまして、海から吹いてくる風もさわやかに、過ごしやすい季節となってまいりました、ガリンペイ郎でございます。

この夏の世間の話題といえばたオリンピックエンブレム問題ですね。
2020年の東京大会のエンブレムがベルギーの劇場のロゴに似ている、という話が発端になり、その後、デザイナーの過去の作品のトレースや無断転用が問題になり、最終的にデザイナー本人がエンブレムを撤回、というところでひと段落ついたようですね。
この問題に関しては、デザイナー佐野研二郎氏自身のトレース問題だけではなく、デザインコンペの不透明さ、ひいてはデザイン界という世界の特殊性まで浮き彫りになってしまいました。

ここでわたくしが思うのは、よく言われる「オリンピックには魔物が住む」というフレーズです。
これはみなさんご存知のとおり、どんなに経験豊富で実力のあるアスリートにとっても、オリンピックの舞台というところでは思わぬ番狂わせが起こる、という逸話を表したものですが、そうなんです、コートやトラックの外にも魔物はいたんです!
「さのさんに、まものがおそいかかった!」
「さのさんは、やられてしまった…」
佐野さんどころか大会組織委員会、デザイン業界、そしてなんの関係もないサントリーまで巻き込んでの大番狂わせ!

新国立競技場の件でもそうですね、設計のコンペの審査委員長を務めたあの安藤忠雄氏でさえ魔物の被害に遭い、晩節を汚してしまった感がありました。

それでも魔物に負けない屈強なひとたちもいるんです!



わが日本からは、森喜朗・大会組織委員会会長!

わたしは小泉元首相との「干からびたチーズ」のエピソードが好きです


競技場の件もエンブレムの件も、批判や疑惑をかわすどころか「あの生ガキは最初からキライだった」だの「たった2500億も出せないのか」だの「なにが残念なんだよ」だの言いたい放題。
さすが数少ない存命する永田町の妖怪!



海外からはアンビルド(建設不可能)の女王の異名を持つ、イラク出身の建築家ザハ・ハディド女史!

「キールアーチ」という製法をお茶の間にまで知らしめた、新国立競技場のいわゆる「ザハ案」の設計者。
自身の設計を「金かかりすぎィ!」と勝手にこねくり回された挙句、安倍内閣に廃案にされ、それでも改めて募集されるコンペにも意欲を示すというバイタリティの持ち主!
そして何よりも天野喜孝氏の描くFFのキャラのような独特の存在感!

オーディンとか召喚しそうです



このおふたりにはさすがの「オリンピックの魔物」も手出しはできないようです。
それに比べて佐野サンの顔面の貧弱さといったら!

幸運を呼ばないビリケン顏



森さんが水木しげる、ハディド女史が天野喜孝だとしたら、佐野サンはコロコロコミックの読み切りに出てくるくらいが関の山でしょう。
ああ、顔って大事!
安藤忠雄さんも丹下健三さんや黒川紀章さんの域まで達してれば傷を負わなかったかも…

安藤忠雄氏 代表作は表参道ヒルズ

故丹下健三氏 代表作は東京都庁舎

故黒川紀章氏 奥方は若尾文子



さて、次に注目されるのはなんといってもオリンピックのマスコットキャラクターでしょう。
全世界の人々(というより主に2ちゃんねるの住人)がGoogleを駆使して似てるものを血眼になって探すでしょうから、デザイナーさんも大変です。
ここはひとつ葛飾北斎の北斎漫画からテキトーにトレースしてくればいいと思います!版権切れてるし!

「北斎漫画」て映画あったなぁ 樋口可南子がタコと絡み合うやつ





さて、9月のガリンペイロ、好評の前世サンドイッチに加え、スペイン風ミートボールの煮込みや豚中身のトマト煮など、ワインとご一緒にいかがでしょう!
過ぎ去りし夏の想い出(長渕の富士山ライブあったよねえ、とか)を語りながら長い夜を過ごしましょ!















  

Posted by ガリンペイロ at 20:31Comments(1)

2015年08月09日

前世サンドイッチ

長い間ご無沙汰しております、ガリンペイロです。

先日、仕事帰りのファミマで夜食のミニ冷やし中華などを物色していたところ、店内に懐かしい音楽が鳴っていました。
「きょっおっもっこどもたちは〜…って懐かし!ゴダイゴのビューティフルネームじゃん!相変わらずいい曲!……いや、でも声とかなんかちがう…」
……三代目J Soul Brothersでした…。
あれ、今年も国際児童年なの?そういうわけじゃないよねー。
なんかねー、エグザイルの銀河鉄道999までは許そう!いいとこ眼ぇつけたなと思ったよ!
でもいくらオリジナルの曲がどれも似たり寄ったりのへっぽこEDMばっかだからって、なんど同じアーティストからカバーすれば気が済むのだ?次はE-Girlsでホーリーandブライトか?ほんとにAkiraのドラマHEATの映画作っちゃうのか?
とバス停で冷やし中華をすすりながら嘆いておりました。



さて、新国立競技場やらエンブレム盗用疑惑などで相変わらず世間を賑わしている東京オリンピックですが、そんな諸事情の報道のの大きさに反比例して、東京都民や国民のオリンピック熱は冷え込んでいっているように見えてなりません。

そんなときわたしが思い出すのは、1994年にアメリカで開催されたロックフェスティバル、「ウッドストックⅡ」です。
1969年に開催され、ジミヘンやジャニス、ジョーコッカーなどの素晴らしいパフォーマンスで「愛と平和と音楽の祭典」として伝説になっているウッドストックミュージックフェスティバル。
あの感動をもう一度!ということで、たくさんのスポンサーを立てて大々的に企画された「ウッドストックⅡ」でしたが、あまりに商業的ということで若者たちの心をつかむことができなかったのか、25万枚の前売り券も売れ残るありさま。
日本でも大して話題にならず、今でも語り継がれる第1回目のウッドストックとは違い、「え?そんなのあったっけ?」と言われる始末。
(そういえば、NHK-BSで36時間生中継やってましたね。今はTBSの「ニュースの森」やってる堀尾正明アナがとんちんかんな解説してた)

「いまさらウッドストックって誰得だよ」とか「伝説よもう一度とかないから」と散々いわれて冷めた目で見られていたウッドストックⅡですが、いざフタを開けてみると、(前日までの雨で泥だらけでぐっちょぐちょの観客と)グリーンデイが泥だんごを投げ合ったり、ナインインチネイルズが全身泥だらけで「奴隷のしあわせ」を叫んでみたり、レッチリが電球の着ぐるみで出てきたりと、なんだかんだ素晴らしいアクトが繰り広げられ、観客を熱狂させたのでした(大トリはピーターガブリエル!)。

そこで思うのは、どんなにハコを作る過程ででゴタゴタしようが、エンブレムがどっかからちゃみったものであろうが、いちばん大事なのはアスリートたちのパフォーマンスってことですよね。
彼らのすばらしい試合や演技が見られればそれでよし!
もちろん、2020年に向けて盛り上がるに越したことはないですが!


さて、お店のことも少し。
ここのところ、ご好評をいただいております「世界のサンドイッチ」シリーズですが、店主が「前世の記憶」を呼び覚ますごとに一つずつ増えていっております!
いまのところ「フランスはパリ郊外の庭師」「ベトナム・ハノイの理髪師」「キューバからフロリダに流れ着いた楽団の一員(トランペット担当)」「イスタンブールの絨毯売り」の4人格が現れておりますので、
・クロックムッシュ
・レバーパテのバインミー
・キューバサンド
・燻製サバサンド
を提供中です!
また覚醒するたび順次メニューが追加される予定です。
お楽しみに!

トランス状態で前世を思い出しているところ
トランス状態で前世を思い出しているところ


  

Posted by ガリンペイロ at 21:43Comments(1)

2015年05月16日

青空デイズ

ご無沙汰しております、ガリンペイロです!

こちらのブログ、長い間放置していることについては胸を痛めておりました。
なんかねえ、春のドラマも全然見てないし、芸能ネタもパッとしないし(浪速のエリカ様、とか全然食指が動かんし←つかこれ芸能ネタじゃないし)、お店もパッと…イヤイヤそんなことはありません!梅雨入りはどうした、夏色の宮古島ガリンペイロは高気圧ガール、絶好調ですよ!

さて、そんな中、最近の気になるニュースといえば、やはりドローン関連でしょうか。
あの、首相官邸の屋上に土載っけた無人飛行機を飛ばした事件はみなさんご存知かと思います。
あの事件があるまでは、無人飛行機のことをどちらかというと「マルチコプター」という呼ぶのが一般的ではなかったでしょうか。

「マルチコプター」。
なんだかひみつ道具感ただよう少しおまぬけな響き。
なんか胴元が儲かる式のネットワークビジネス的な雰囲気も持ち合わせてるし。
それになんかね、いかにもプラスチック製で安っぽい造りのイメージでね、わたくしこの名前が好きじゃないんですよ。


それに比べて、「ドローン」!
「トロン」で「コクーン」で「クローン」ななんとも未来的な響き!
名前の意味は「オスの蜂」!
ギークがスマートフォン片手に操作するカーボンファイバー製のガジェット!
年寄りには意味わかんなーい!なにそれ?的な感じがカッコよかったんですよ。

それがねえ、あの反原発あんちゃんのお陰で「ドローン」=「犯罪的な」みたいな捉われ方をされるようになりまして…
つか自分の愛機に「ヤスプレイ」とかゆう名前つけちゃってるんですよ!
打ち込んだら予測変換の最初「安プレイ」って出ましたよ!40分8000円指名料込かよ!
いくら自分の名前が「ヤスオ」だからって、「ヤスプレイ」はひどいですよね!
白とピンクに塗ってキュベレイとかいろいろあんじゃんか!

…まあとにかく、今回の事件で一気に認知度が上がったドローンですが、防犯や災害時にも活躍するそうですし、何より大人の楽しいオモチャ(正しい意味で)ですので、安全に使用して、一般的に正しく認知されることを願ってやみません。

さて、絶賛欠品中でご迷惑をおかけしております「ルイジュリアン」ですが、来週末に今シーズン最後の入荷がある予定です!




また来月6月6日にはガリンペイロ初のDJイベントも開催しますので、詳細が決まり次第お伝えいたします!



  

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2015年04月09日

春ワインとチーズの宴!

ずいぶんご無沙汰しております、ガリンペイロでございます。
DJイベントに出たり、確定申告に追われたり、周年祭やったり、死にかけのこねこを拾ってみたり、娘の入学祝いしたり、バタバタと過ごして気付いてみれば春、っつーかなんだか夏のような陽気になっているではありませんか!こりゃたまげた!
朝ドラも「マッサン」から「まれ」になってるし。
あれですね、「まれ」、キャストがいいのでそれなりにおもしろく見られるんですが、地方ロケ、方言、キャラ立ちしすぎてる村の人たち、過剰にコメディタッチ、となんだか「あまちゃん」の呪いを感じてしまうのですがそんなことないですか。
とはいえ、キャストがいいのも事実。「タコが言うのよ〜」の田中裕子が民宿のババアに!そのダンナが暗黒舞踏家の田中泯!(海水を撒く姿の美しさよ!)
このふたりでどんぶり2杯はご飯が食える!
他にははいつも歌ってるしょこたんとか、立派なきのこの鈴木砂羽とか、ドランクドラゴンの塚地とか、既視感たっぷりですが安定してます。
あと大泉洋は大泉洋でした。
主役のまれですが、子役時代の子が抜群に良かったので、負けないようタオちゃんに頑張ってほしいですね!



さて、今年もあのワインの季節がやってきました!
そうです、ルイジュリアンです!
人気沸騰のため、今年はちょっと入荷が少ないのですが…

なのでどーんとやっちゃいます!

春のヨロコビ、ルイジュリアンと世界のチーズまつり!

まいどおなじみチーズ魂のしんちゃんがまたまたチーズの塊を抱えてやってきます!
ルイジュリアンと10種類のチーズプレートという極上の組み合わせをお楽しみください!

日時は4月15、16日の2日間!

時間は夜8時くらいから!
どうぞみなさんお誘い合わせの上、おいでください!







  

Posted by ガリンペイロ at 21:17Comments(0)

2015年02月08日

ガリンペイロ、だいじょうぶだよ。

寒い日々がつづきますね。

今年は例年より雨が少ないものの、ぱっとしない天気は相変わらず。
お店のほうもいつにも増してマッタリと営業しております。
昨晩は久しぶりにいらした10年来のお客さまに、
「やる気のないところがいいのよね!」とお褒めの言葉をいただきまして。
けっしてやる気がないわけではないんですよ!
あと「ねむそう」とか「疲れてる?」とか頻繁に言われるんですけど、睡眠はしっかりとっておりますのでご心配なく!

そんなわたくしが久しぶりにやる気を見せて行ってまいりました、公開翌日の映画「ベイマックス」!
いつもは平日のガリンペイロ並みに広々としているパニパニシネマの客席が満席に!
アナ雪から続くディズニーの快進撃がうかがえます。
観に来ているこどもたちも大興奮のようすでした。

個人的には最高峰のアニメーション技術にはシャッポを脱いだものの(古い表現)、なんだか華やかなんだけど出汁の利いてない「通販で購入した有名割烹監修のおせち」みたいな印象でした。
かつてホラーの帝王・スティーブンキングが、キューブリックの映画「シャイニング」を評して「エンジンを積んでない豪華なキャデラック」といったそうですが、それに倣うなら「池に浮かんでる豪華客船」といったところでしょうか。(つかそれディズニーシーにあるし)
物語の芯がないところにいろいろ肉付けしていったかんじが否めないのです。
悪役が主人公たちに殺意を向ける動機がよくわからないし、主人公のヒロが天才すぎて感情移入できないし、なんだかモヤモヤしてるところを映像の力技でねじ伏せらせてしまったような。
加えてわたくしは最近のディズニー映画にありがちな「最良なストーリー展開をスタッフみんなで話し合って決めました!」的なのが苦手でして。
少々辻褄が合わなくても、監督のクセのある映画が好きみたいです。
それに一部で「ベイマックス詐欺」といわれている、まるでロボットと少年の友情物語みたいな宣伝の仕方にも疑問がありますね。
じっさいは戦隊ヒーローものなのに!(それも主人公が復讐の鬼と化すシーンがあったり!14歳の少年なのに!)

あの、泣かせにきてるなーというシーン(ロケットパンチのくだりですよ)でも涙腺がピクリともしないわたくしは、相当ひねくれているのだなあと痛感いたしました。
とはいえ、やっぱりベイマックスはかわいいし、東京とサンフランシスコを合わせたような街並みは面白いし、空を飛ぶシーンの映像はすばらしいし、けっして見て損をする映画じゃないです。
みなさんの感想をお聞かせください。


さて、ついに来週開催です、サザンフォックスの2周年記念イベント!
DJペイロの仕上がりも上々です!
当日は空飛ぶチョップスティックスさんと保良のパン屋コッペさんのフードの出店もあるそうです!
そちらも楽しみですね。
チケット若干残っておりますので、興味のある方はぜひ!




  

Posted by ガリンペイロ at 20:22Comments(1)

2015年01月14日

本年最初のチーズパーリー!

新年あけましておめでとうございます。
さすがに1月を半月も過ぎるとまぬけに聞こえる挨拶ですが、本年も何卒よろしくおねがいいたします。

今年のお正月は、「とにかくなにもしない」ことを徹底しまして、大晦日元日とほぼ家から出ずにのーんと過ごしておりました。
お決まりの紅白を楽しみ、元日はNHKの映像アーカイブスなんかを楽しみ、2日になったら観たいテレビもないので、CSでやってる「ハケンの品格」の一挙放送なんかをだらだら観ながらそのまんま眠りに落ちたり、「これぞ怠惰!」を満喫しました。
まあふだんから怠惰なんすけどね。

こんなわたくしですが、さっそく今年の抱負をというか決意をいたしまして。

「ヘンタイたちの灯台となるガリンペイロでありたい」

少年ジャンプふうにいいますと、「ヘンタイたちの灯台守に、オレはなる!」といったかんじでしょうか。

世の中のはみだし者のオレや、浮き世をうまく泳げないカナヅチのアタシのちょうどいいオアシスになればなぁ、なんて思っております。


もうひとつは、ワインについて。
宮古でもここ最近拡がりをみせてきた、自然派ワインを愉しむ流れをさらに推し進めていこうと、他の飲食店や酒屋さんと力を合わせてやっていきたいと思っております。
「なぜか宮古はワインがウマイ」なんて認識が島外の人々に広まったらステキですねぇ。

とにかくこんな時代ですが、たのしくおかしい空間づくりに邁進してまいります!

その2015年第1弾が来週早速ございますよ!

毎度おなじみ、流浪のチーズ商人・チーズ魂中村慎一が久しぶりに宮古島にやってまいります!

新春チーズ初め!チーズ魂のチーズパーリー初場所
1月19日(月)20日(火) 20:00〜

さらに!
19日の月曜日には、体長2mの吟遊詩人、永坂壽の投げ銭ライブもありますよ!(21時くらいから)

どうぞお誘い合わせの上、遊びにおいでくださいませ!




  

Posted by ガリンペイロ at 19:22Comments(1)

2014年12月27日

発表!ガリンペイロが選ぶ2014年の顔

ちわっす!ご無沙汰ペイロでございます!
2014年もまもなく終わろうとしておりますが、皆さまこの一年はどんな年だったでしょうか。
オボちゃん・ゴーチ・片山ゆうちゃん・のんちゃん議員のウソツキ四天王がメディアを席巻したり、熱狂なき総選挙が行われたり、なんだかスットコドッコイな一年でありましたが、私的には風邪もひかず、元気にゆるーりと楽しく過ごした一年でございました。

さて、ここで恒例の「ガリンペイロが選ぶ2014年の顔」を発表したいと思います。


第3位 小渕優子衆議院議員



第2次安倍内閣で初入閣を果たし、将来は日本初の女性首相の呼び声も高かったゆうこりん。
しかし政治資金疑惑で就任後ひと月半でスピード辞任となったのはご存知のとおり。
他の大臣が「広島のSMバー」とかなのに、「観劇会」「下仁田ネギ」など女性らしく身近なところで親近感がもてましたね。
しかし挙げ句の果てには「電動ドリルでハードディスク破壊」て中学生がエロ本捨てるレベルの証拠隠滅を図りまして。
まさか小渕議員が自らマキタのインパクトドライバー持ち出してきたわけじゃないでしょうし、秘書に「破壊しておしまい」とか命令したわけでもないでしょうが、あまりに短絡的で杜撰ですね。
ここでガリンペイロが注目したいのは、小渕議員が政治資金を使って購入していたという、実姉がデザイナーを務めるブランドのハンカチです。


こんなの


なんといいますか、ゆるいもの好きの好事家にはたまらない魅力があるんですが…
わたしも欲しいかと問われれば欲しい気もするんですが…
「首相を務めた政治家を親に持つデザイナー」というストーリーを考えるとなんだかモニョモニョするんですよねえ。

とにかく無事再選も果たしたことだし、これからもゆうこりんから眼が離せません!




第3位 辻仁成


「やっとあえたね…」つってミポリンと結婚したのもまだ記憶にあたらしい辻仁成さん。
「時代は中性ですよ、中性!」とのたまって高見沢化してきたのが数年前。


これが…

こんなに

「高校時代エコーズ好きだったの誰にも言えねえわ」と思わせるレベル。
そして今年中山美穂と正式に離婚。
「54のオッサンがこんなんやってるからだよ!ミポリンかわいそう…」と誰もが思ったものです。

がしかし!
その後中山美穂が音楽家との2ショット写真をインスタグラムにのっけたり、辻仁成が親権を取って息子をパリで育てていることが判明すると形勢逆転、「息子思いの料理上手なイクメン」として世間の同情と賞賛を浴びるようになったのです。
女性自身(文春とかじゃないのがまた…)で連載中の「ムスコ飯」で息子に対する愛情を余すところなく吐露しているのですが、前妻批判をあからさまにしないのも好感度アップ!
世の男たちは辻さんのセルフプラニング力を見習ったほうがいいですね。




そして第1位!

百田尚樹



今年映画「永遠の0」が大ヒットを記録した百田さん。
NHKの経営委員に就任したものの、今年始めの東京都知事選では田母神候補の応援演説で他の候補者をクズよばわりしたり、ナウルとかバヌアツの太平洋諸国を「貧乏長屋」よばわりしたり、ルックスに負けないヤンチャぶりを発揮しました。
猪瀬さんや石原さん亡きいま(生きてるけど)、愛国系の論客として期待の一手を担っている百田さん。
この勢いで、今年はじめに亡くなったやしきたかじんさんの妻に関するノンフィクション「殉愛」を出版、これが大騒動を巻き起こしました。
騒動の詳しくはNAVERまとめなどに譲るとして、まずは特攻隊の小説を当てた後に出す本のタイトルに「殉愛」て、このゲスなあざとさ。
これぞ(ノンフィクションの名を借りた)イエロージャーナリズムですよね!すばらしい!
ツイッターで自分の名前エゴサーチ(検索)して、アンチな人をブロックしてみたり、アマゾンのレビューにいちいちキレてみたり、大物なんだか小物なんだかわからないところも謎めいていて魅力です。
たぶん同じテレビ界出身である伊集院静みたいな無頼派を目指してるんでしょうね。
百田さん平成の無頼派に決定!
ああ、今年十三回忌を迎えたナンシー関だったらどんなふうに彫っただろう…


クリスマスも終わり、今年もあとすこし、ガリンペイロは30まで営業です!
大晦日・元日とお休みをいただいて、年明けは2日から!
皆さまよいお年をお迎えください。













  

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2014年11月06日

ムーンパレスの十三夜

昨晩は、171年ぶりの「後の十三夜」」だそうで、月を見上げていた方も多いと思います。
宮古でも午後6時くらいから、薄暮に輝くきれいな月が見えました。

下の方が少しぼやけているのですが、そこがまた風情があってよかったですよ。

那覇で行われた自然派ワインのお祭りに宮古から遠征してきまして、そこで過剰にやりすぎちゃいまして。(関係者の皆さま、改めてお詫び申し上げます!)
しばらくはお酒を控えようかと思っていたのですが、こんなすばらしい月を眺めていたらやはり…うずうずと…




「罪負ひて それでも呑みたき 十三夜」




さて、以前も月にまつわる映画や音楽を紹介しましたが、今回は小説を一編。




ムーンパレス ポールオースター著

ぼくの一番のお気に入りの小説家、ポールオースターの一番のお気に入りです。
ニューヨークを舞台にした風変わりな青春小説です。
題名にあるムーンパレスは、主人公の住むアパートメントの近くにある中華料理屋の名前で、まあじっさい、それ以上それ以下でもないのですが、ものがたりが月面をふわふわ漂うような不可思議な雰囲気にあふれています。

大学生の主人公のマーコが唯一の肉親である叔父を亡くし、一文無しでセントラルパークでホームレス生活をするようになり、働きもせず、食べものを漁り、風邪を引き、死にかけたところを友人のジンマーと後の恋人キティに助けられるのです。



「僕は崖から飛び降りた。そして、最後の最後の瞬間に、何かの手がすっと伸びて、僕を空中でつかまえてくれた。その何かを、僕はいま、愛と定義する。それだけが唯一、人の落下を止めてくれるのだ。それだけが唯一、引力の法則を無化する力を持っているのだ。」(柴田元幸訳)




まあいってみれば、いい年して中二病の主人公が、我を張って無茶をやらかした挙句やさしい友人に救われるという展開なのですが、このセンテンスはいまだにぼくの胸を熱くしてやみません。
もしかして、ぼくも中二病かもしれませんね。



さて、こんなキレイな月の晩には、こんなキレイなワインはいかがでしょう。


クリスティアンヴニエ ラ ロッシュ

澄んだ色あいのガメイです。 透明感があり、味わいもしっかり!












  

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2014年10月29日

祝!ボックリー15周年!そして週末ハロウィン

去る日曜日、ボックリーのチョッキの15周年イベントにOB代表としてお手伝いして参りました。
さすが老舗の繁盛店、午後5時のオープンより、押すな押すなの大盛況!
わたくしもさっそくカウンターの中に入ったはいいものの、レギュラースタッフ3人にOG代表のT子が忙しなく動き回る中、「おれにできること…それは賑やかし!」と信じてお手伝いもそこそこにずぅっと踊っておりました。

ボックリーの周年名物、デューク信長(祝!FMみやこ復帰!)のMCあり、うさぎやチームのエイサーあり、盛りだくさんの1日でした!


けんじ、よし、15周年おめでとう!
そしてこれからも頑張ってくださいね!


さて、10月最終日はハロウィーン!
今年も例年通り由来も意味も理解しないまま便乗しようかと思います!

今回のスペシャルはメキシコからやってきた、ガイコツ印のクラフトビール「デイ・オブ・ザ・デッド」!


ヘーフェバイツェン、アンバーエール、ポーター、インディアンペールエールの4種類!


当日はピサラでDJイベント、コーラルでコスプレイベントがある様子ですので、仮装でキメてハシゴしちゃうのもいいかもね!

(おうちから仮装で来てご近所に通報されるのが怖い人は、ガリンペイロで着替えてもいいよ!お手洗いムダに広いから!)

優秀な仮装の人にはテキーラとか振舞っちゃう!
こんどの週末金曜日はガリンペイロでハロハロインインしちゃいましょう!


  

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2014年10月06日

12日はラフミュージックふたたび

さて10月です。
台風18号の影響もあり、宮古島もだいぶん涼しくなってまいりました。
今年は夏が過ごしやすかったせいか、秋の訪れに一抹の寂しさを感じてしまいますね。
あ、今年海行ってないや…

秋といえば、番組改編期でございます。
「赤毛のアン」出版に向けて盛り上がりを見せていた朝の連続テレビ小説「花子とアン」でしたが、最後の最後に、脳内科学者・茂木健一郎さんの棒読み演技に全部持ってかれた感がありましたね。
あれじゃあアハ体験はないよ!

「花子とアン」にかわる10月からの新しい朝ドラは、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝氏とスコットランド人の妻リタの物語だということで、バーテンダーのはしくれであるわたくしは見逃がす訳にはいかないのでして。
見ております、「マッサン」!
朝ドラ初の外国人のヒロインだそうで、金髪、碧眼!
最初は少々戸惑いましたが、相手役の玉山鉄二の安定した演技のお陰で、2人の仲睦まじさが微笑ましく、すぐに馴染むことができました。
しかし!何にも情報のない大正時代に遠くスコットランドから嫁いできたにしてはあまりにもすぐに日本に馴染みすぎではないか。
ここはもう少し文化のギャップを執拗に描いたほうがいいんじゃないでしょうか。
たとえば、夕食におからを出されて、「コレハ家畜の餌デスカ?」と言ってみるとか。
西田尚美のこどもたちに「何かこわいおはなししてー」とせがまれて、スコットランドの食人族・ソニービーン一家の話をしてこどもたちを震え上がらせるとか。

ま冗談はともかく、マッサンの妹役が早見あかりでは、タッパもあるし華やかだし、エリーとの対比がおもしろくありません。
ここはハリセンボンの箕輪はるかあたりをキャスティングすればよかったのでは。
またはももクロつながりで緑の子とか。(名前しらない)
姉の西田尚美も大久保佳代子あたりがよかったんじゃないかと。
なにせ母親が泉ピン子ですからね。
もうどうせならマッサンはえなりでいいや!

とにかく今週から大阪編だそうで、ますます面白くなりそうな「マッサン」、みなさんもどうぞご覧くださいませ。


さて、もうすぐ体育の日、10月の連休ですが、みなさん、行楽のご予定はお決まりでしょうか。
連休中日の12日日曜日に、前回ご好評をいただいた、ラフミュージックが帰ってまいります!



場所は前回とPisaraです!
第一回目は緊張しすぎてガタガタで悔いが残ったので、今回は余裕もって攻めの気持ちでヤりたいと思います!
みなさん、秋の夜長にぜひ遊びにおいでくださいッ!















  

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